やす君のひとり言

やす君の情景

大分市竹中 花と緑に囲まれた公園墓地                                                           ~やすらぎ霊園~

「想いを形に・・・自由墓の世界」

     【 想いを形に・・・自由墓の世界 】 

    愛犬のイラストを 彫りこんだ お墓があります

    好きだった ウイスキ-グラスと タバコも 揃っています

  「ありがとう」と 亡くした愛おしい人への 言葉が 輝いています

 

  希望する墓石の色や形 そして刻みたい言葉 

  それぞれの思いで 創りだされた 世界にひとつだけの  お墓

  晴れ渡る日 雨の降りしきる日 雪の舞い落ちる日 風の吹きすさぶ日

  移りゆく自然の中で お墓は 御霊をお守りして 静かに立っています

 

  人は皆 同じ数の幸せを持っていると いいます

  

            「苦労ばかりの人生で」

             「親より先に逝くなんて」

            「やりたいことがあったのに」

    もっと生きたいと願いながら かなうことなく 別れを告げた人たち 

    この世では不公平だった かも知れない 

    けれども どうか

    あの世では 多くの幸せに あふれた日々であって欲しい

 

  

      「あの人は 今 幸せだと 信じています  

       それでも ときどきは ここに戻ってきてほしいから 

       だから このお墓は あの人が好きだった 色や形にしました」

 

  そう 語った方がおられます 

  わたしも きっと 幸せに暮らしていると思います

  そして ここに来れば 必ず あの人も逢いに来ていると 信じています  

 

 

 

           【澄み切った秋空の下 涼風が吹く抜けていく 自由墓の風景です】 

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f:id:yasuragi-reien:20170207092834j:plain 菊花挿し 君の遺影と 美を競い 

  

 

 

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「終活フェア&相談会」開催のお知らせ

 

コ-プおおいた設立65周年を記念し終活フェアが開催されます。

 

当日は、ミニイベントをはじめマジックショ-なども予定されており、ご家族揃って楽しめる催し物がいっぱいです。

 

やすらぎ霊園もブ-スを設置し、霊園の紹介やお墓に関するご相談を受け付けます。

また、アンケ-トにお答えいただいた方への記念品なども準備しました。

 

 「これからの人生を楽しく生きる」ために、どうぞ、この機会をご利用ください。

        多くの方のご来場をお待ちいたしております。

 

   ~*~*コ-プおおいた主催「終活フェア&相談会」~*~

         と き 2017年11月7日(火)10時~16時

         ところ 大分市「 ホルトホ-ル(小ホ-ル)」

                                                ※JR大分駅「上野の森出口」から徒歩3分

 

 

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回顧録no.13 「先輩Tさんのこと・・・風呂に入れます」

 

新しく配属になった職場に Tさんがいた 

話すことが得意ではなく ちょっとだけ ある喜劇俳優に似ており ユ-モラスな表情

と笑顔が特徴の 親しみやすい先輩だった

 

Tさんは書くことも苦手で 仕事の報告書などは多くがひらがなで 書き方も自分流に

並べており 周りの先輩たちが 黙って手直ししていたのを覚えている

 

飲み会の時「わしは あまり字を知らんでなあ」とつぶやいたTさんは 

戦前生まれで10歳の時に 終戦を迎えたという

 

家が貧しく 田畑仕事を手伝いながら学校へ通ったが 勉強が好きでないことも加わり

行かない日の方が 多かった とも言っていた

 

戦後の混乱もあって どうにかして今の会社に潜り込んだが この時代は 

結構あったそうで 「あいつもそうだし あいつも一緒」と 何人かを同罪にしていた

 

会社の朝礼時 順番に 自分が「今日やるべきこと」を 発表することが設けられ

はじめて Tさんが みんなの前に立った

 

ふた呼吸ほどの後 小さな声で  

「家内を 風呂に入れます……」 

沈黙が続き Tさんが気まずそうに 下を向いた

 

みんなは知っていた Tさんの奥さんは体が弱く 介護が必要であること 

二人暮らしの中で Tさんは 独りで慣れない家事をこなしていたこ

多くの時間を 奥さんのために費やしていたこと など

 

しばらくして 課長が

「私もTさんを見習わなければならないな ありがとう」

拍手が起きたが Tさんはいつものユ-モラスな表情で 戸惑ったように小さく

笑って また頭を下げた

 

それから十数年 ずっと家で暮らし続けた奥さんは Tさんに見守られて彼岸へ渡り

やがてTさんも 後を追うように 渡っていった・・・

 

  

春夏秋冬 いくつもの四季を 支え 支えられて生き抜いた Tさん夫婦

茜空を見て思う

二人は 幸せだったのだと

そして 今もきっと 幸せに暮らしていると 

 

 

 

      Tさん 今日も 奥さんをお風呂に入れてあげてますか?  

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「納骨堂」での想い

 

やすらぎ霊園の「納骨堂」は  敷地の中ほどに位置しており 

春には桜花が舞い降り 初夏には紫陽花タイサンボクが 咲き誇る傍に 

建立されています

 

静寂に包まれた堂内には 多くの御霊が休まれ 訪れたご家族が お花を供え

愛おしげに語りかけている 姿があります

 

そして 参拝者の帰られた後の納骨堂に ただようお線香の香りが やわらかな時間

を届けてくれるのです 

 

 「さよならも言うことなく わたしの見えない 世界へ旅立っていった あなたへ

  わたしは 感謝や いたわりの言葉を どれほど伝えたのだろうか……

  数えきれない出来事から よみがえるのは いつも 後悔の記憶ばかり」

 

 亡き人を偲び 抱き続けてきた 想いのひとつひとつを 語ることが 

 わたしにできる供養  

 ともに過ごした時間を振り返り なつかしみ ふと涙する  

 

 あなたは 大切な人との時間を どれだけ共有していますか?

 

 

                                   

                

             【新秋の自然に包まれて 納骨堂】  

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f:id:yasuragi-reien:20170207092834j:plain         君がいる 納骨堂から 夏日去る

 

 

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回顧録no.12 「ひょうひょうと生きた父のこと 4/4」

 

 

 

  健康で 風邪さえひいたことのない父だったが 75を前にして体の不調を訴えた 

 近くの医院ではわからず 街の総合病院で検査した結果 末期の膵臓癌

 余命1年余 りと診断された 

 

 父は 故郷での治療を希望し 村の診療所に入所した

 

 少しずつ弱っていったが 悔いることも  嘆くこともなく 母や姉の看病も

 受けながら 静かに治療を続けた 

 

 家に帰りたいという望みで 夏のある日 生まれ暮らした家で 一夜を共にした

 痩せ細った体を洗い 作り笑いで浴衣を着せたとき ふいに涙がこぼれた

 二度と帰れないとわかっている父は それでも いつも通りに静けさと同居し

 ゆっくりと 少しだけ焼酎を口にした

 

 「行きたいところは」と聞いたが 「どこもない ここが一番いい」と笑って答え    やがて 曼珠沙華の咲く頃を待っていたかのように 祖父や祖母の元へ旅立った

 

 強がらず 逆らわず 人にやさしく 風の吹くまま 雲の流れるまま

 ひょうひょうと生きて ひょうひょうと去っていった父 

 75年間 貧しさの中でも 決して 辛さや苦しさを見せなかった父  

 

    わたしは父の子で幸せだったと 思う 

 

 

 手元にある 晴れた秋の日の一枚の写真 やっとの思いで建てたお墓の横で 

 腰に手を当て やさしい笑みを浮かべた 作業服の父がいる 

 「父さん 今 どこで働いていますか?」             (終)

  

   

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「 美しい百合の花・・・ ですが・・・」

 

 

                                      【お墓たちと共存するタカサゴユリの群】

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   8月の終わり頃になると やすらぎ霊園のあちこちに 白い百合の花が 

 美しい姿を見せてくれます

 見た限りでは 日本原産の「鉄砲百合」に 似ていますが よく見ると少し 

 違います その最大の特徴は 外側に赤い線が入っていることです

 

   この花はタカサゴユリといい 台湾原産の百合で 大正時代に 観賞用として

 日本に持ち込まれたそうです

 

 風で種子が飛び 適応力が強いため いたるところで 見ることができ、 

   また観賞用として 庭や道端に植栽している風景も 目にすることがあります

 

 やすらぎ霊園の百合たちも 何処からか風に乗り ここに住みついたのでしょう 

 

 毎年 夏休みの終わる頃に顔を見せてくれる タカサゴユリですが この花は

 れっきとした 外来植物で 在来植物に影響を与えるということで 

   好ましくない花に 位置づけられています

 国立環境研究所でも  抜き取りや切り取りでの 防除を呼びかけています

 

 花には 何の罪もないのですが さて このタカサゴユリ どうしたものか 

 せめて ひと夏を謳歌させてあげてから 考えましょう

 

    

            

 

 

f:id:yasuragi-reien:20170207092834j:plain 墓たちが 来るか来ぬかと 彼岸待つ   

 

 

 

✾秋のお彼岸フェア開催中✾

http://www.yasuragi-reien.jp/2017_autumn.pdf

 

 

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回顧録no.11 「ひょうひょうと生きた父のこと  3/4 」

 

食べることや着飾ること  物を持つことなど 父は何にも望んでなかったように思う

望んでもかなわない あきらめだったのかも知れないが わたしの記憶の限り 

そうしたものには 全く縁がなかった

 

夕食時には 塩鯨一切れをつまみにして焼酎を一杯飲み 漬物やお茶づけで 軽く

ご飯を流し込み 安い煙草をくゆらし 手枕で ラジオから流れる雑音交じりの浪曲

きながら しばらくのうたた寝の後 静かに寝床へと足を運んでいく

 

それが   父のかもし出す光景で 浪曲の調は あの頃の夜につながる

 

働き者で 朝早く弁当を下げて出ていき 帰った時の作業服はいつも汚れていたが 

やさしい笑みを絶やさない 父の表情は とても 誇らしかった 

 

お酒は弱く 祝い事などの飲み会でも 短い時間ですぐに席を立ち 縁側で煙草を楽し

む姿や 畑をゆっくりと歩いている姿などの 光景があった

 

長々と飲むのが 好きではなかったのか それとも 借金をつくった祖父のことが 

あったからなのか  最後まで 聞く機会はなかったが

 

ただ 一度だけ 外で酔いつぶれた父を 迎えに行ったことがある 

肩を貸して小道を帰るすがら 伝わる息遣いに 父のつらさや苦しさに 

触れたような気がして 涙が出た  小学生の終わり 夏の夕暮れ     (続く)

 

 

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