やす君のひとり言

やす君の情景

~大分市竹中やすらぎ霊園~

回顧録no.5 「‥温泉町のA君のこと 1/4」

  「‥温泉町のA君のこと 1/4」 

 

 祖母と行く温泉町での楽しみのひとつは 2人の従兄弟との遊びだった

 特に一つ下の従兄弟とは年が近いこともあり 一日中一緒に遊んでいた記憶がある

 

 大雨が降った後の川岸脇のくぼ地には いろんな川魚が取り残されていて

 そこに子供たちが入って 我先にと手あたり次第捕まえるのだが

 

 その時 従兄弟が誘って来ていたのがA君だった 

 色白のやさしい顔立ちの子で ニコニコ笑いながら

 楽しそうに水しぶきをあげて動き回っていた A君とは すぐ友達になった

 

 彼は絵を描くのが好きで 本を読むのが好きで 映画を見るのが好きな 自分と同じ 

 趣味を持っていたことも そして 彼の物静かで控えめな性格も好きだった                        

 

    彼の両親は 従兄弟の親と同じく 小さな旅館に勤めていた

                                  (続く)

 

  

                                           

              【胸をときめかした 時代劇】                                                    f:id:yasuragi-reien:20170523135603j:plain        

              

                                        

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