やす君のひとり言

やす君の情景

~大分市竹中やすらぎ霊園~

霊園風景 その20 「‥‥観音様と寒椿」 

  「‥‥ 観音様と寒椿」

 

 新しい年が来て 冬景色に覆われた やすらぎ霊園も 静寂の中にあります

 春から秋にかけて 霊園を賑わした 花たちの多くが ひとときの休みに入り

 敷地内は すっかりモノト-ンの世界に変わりました 

 

 それでも 点々とですが 寒さの中でも けなげに 咲いている花々があります

 花で囲まれたお墓 「花壇墓」では 落ち着いた色調の ビオラやパンジー 

 などのや赤が 来園者の目を 楽しませてくれています

  

 そして 霊園のあちこちに 点々と 真紅の鮮やかさを 見せているのが

 寒椿の花です 

   寒い時期に花を咲かせるツバキとして 古くから親しまれ 万葉集の中にも

   いくつかの 椿の歌が詠まれています

 

 あしひきの 八つ峰の椿  つらつらに  見とも飽かめや  植ゑてける君  大伴 家持

(君の植えた はるかな山奥に咲く椿なのだから 

                  つくづくながめても 見飽きることはない)

 

 春爛漫と咲き誇る 花たちも待ち遠しいのですが 厳しい寒さに立ち向かうかのよう

 に 一点集中の華を演じてくれる 寒椿の美しさにも 目を奪われるのです

 「孤高の美しさ」と 呼ぶのが ふさわしいのかも 知れません

 

 ひととき 寒椿の赤い光景 やがて 豊後梅が早春を告げる やすらぎ霊園です

 

       

                      【冬空に映える 観音様と 寒椿と やすらぎ廟】 

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f:id:yasuragi-reien:20170207092834j:plain 待ち焦がれ 暮れゆく寒に 影添いて      

 

 

 

 

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