やす君のひとり言

やす君の情景

~大分市竹中やすらぎ霊園~

霊園風景その24 「‥‥春めく風景」                

 

「‥‥春めく風景」

 

   例年にない寒い日が続き 北国に住む人たちの 春を待つ思いが 少しだけ

 わかるような豊の国の冬でしたが ようやく 暖かな日差しが 

 届いてくれるように なりました

 ここ やすらぎ霊園にも春の到来です

 

 寒緋桜がうつむき加減に 小さな赤い花びらを 申し訳なさそうに咲かせると

 永代供養墓や 納骨堂の近くに植えてある 陽光桜が誇らしげに 大輪の  

 大きな笑顔を見せてくれます

 

 そして 原生林の頃から ここで生きていた 何本もの山桜が 少しづつ

 白い花が青空の下に 広がってきました 

 満開の時を迎えて やがて風に乗り 空を飛び 樹木墓や芝生墓に  

 降りそそいでくるのです

 

 春は この世に生きている人たちだけではなく 彼岸へと渡った 愛する

 大切な人たちにも その美しさや 温もりを 届けていると 思います

 

 薄緑に色めいてきた 芝生に立つ墓石の上にも 桜花が いとおしそうに

 降りてきて まるで春が 故人に語りかけているかのよう

 

 やがて 芝生一面が 緑色に変わるころには 樹木墓の花水木が 白や桃色の

 さわやかさを 届けてくれます

 

 やすらぎ霊園が 最も華やかな表情を 見せてくれる季節の 到来です

 

 

 

 

                       【  故人に春を告げる 山桜と染井吉野  】         

f:id:yasuragi-reien:20180330153525j:plain

 

 

 

 

 

f:id:yasuragi-reien:20170207092834j:plain  「 ランドセル 背負うことなく 逝きし吾子 」 

 

 

www.yasuragi-reien.jp