やす君のひとり言

やす君の情景

~大分市竹中やすらぎ霊園~

霊園風景:特別編 「‥お盆のあとの お墓たち」

 「‥お盆のあとの お墓たち」

  

  家族揃って 訪れ 花を供え 手を合わせる ‥ 変わらぬ お盆の風景

  今年も 多くのご家族が お盆前の 朝早くから 訪れていました

  それぞれに 想いや感謝を込めて 汗いっぱいになりながら 丁寧に 丁寧に

  お墓を掃除し 親や子や孫たちと 一緒に 手を合わせてくれています

  ご先祖や 故人たちも きっと 喜んでくれたことでしょう

 

  そして お盆が過ぎ また静寂の時間が やすらぎ霊園に 戻ってきました

  お盆が残した面影は お墓たちを彩る さまざまな供花だけ 

  つかの間のにぎやかさを 思い返してくれるかのように 

  花々が 青空の下 風に揺れています

 

  特に いつまでも色鮮やかに 残ってくれるのが ほおずき

  供花の中で 一番使われているのも ほおずき

  暑さに強く 美しいオレンジ色で お墓に寄り添ってくれています

       ほおずきは 漢字で書くと 「鬼灯」  灯りとしての響きがあります

  お盆になると 家々で迎え火を焚いて ご先祖様をお迎えしていましたが

  明るい ほおずきも 迎え火のひとつとして 考えられているのですね

  

  さて このほおずき 美しいのですが 困ることがひとつ

  種類によっては 食べられるのですが それは カラスも 同じ

  特に 赤く色づいたほおずきが 好みのようで 霊園の至る所に 

  食べ残しが散乱しています 

  

  「でも それもまた お盆のあとの 風景なのですよ」  

  

  と お墓たちは 言っています

   

  

  

        【今年の お盆のあとの お墓たち】

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f:id:yasuragi-reien:20170207092834j:plain 集落に 消えて久しく 子らの夏 

 

 

 

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