やす君のひとり言

やす君の情景

~大分市竹中やすらぎ霊園~

霊園風景 その46  「‥春を呼ぶ 柔らかき コブシ」

 

「‥春を呼ぶ 柔らかき コブシ」

 

 霊園の 樹木墓の入口に 誇らしげに 真っ直ぐに立つ 花木があります

 冬が疲れて 春に交代する   ちょうどその頃を待っていたかのように

 咲いてくれる コブシの木です

 

 モクレン科に属するコブシは 成長が早く病害虫にも強いことから 公園や街路に

 よく植えられます

 こぶしを包んでいる苞は 乾燥させて頭痛薬などに また 赤い種は 果実酒にと

 昔から 人々の生活に 深く結びついてきた花木です

 

 名前は 蕾の形が手の「拳」に似ていることから 付けられたと いわれています

 北国では 長い冬が終わる頃 農家の人々は 山野で咲き誇るコブシを見て 

 春の作業の 目安にしました

 

 春浅い 雪山と青空を背景にして 天に向け 勢いよく 咲く その凛としたさまは 

 私たちに 遥かな 希望と 暖かさを 届けてくれるような 気がします

 

 コブシの花言葉は 「友愛」や「友情」「信頼」など‥

 その実が たくさんの握り拳が 集まったように見えることから 名付けられたので

 しょうか

 

 3月中旬頃 やすらぎ霊園のコブシも 春空に向けて 花開きます

 

 

     【1月初旬 青空と コブシの木】

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f:id:yasuragi-reien:20170207092834j:plain 「酔うて見る コブシの白と 月の白」 

 

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