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~大分市竹中やすらぎ霊園~

霊園風景 その50 「‥春を呼ぶ  サンシュユの花」

 

   「‥春を呼ぶ サンシュユの花」

 

   芝生墓のすぐ下 斜面の一角に 植えられているのが サンシュユの花木です

   寒さが和らぐ 2月下旬頃になりますと 枯れたかのような  

   枝のあちこちから 少しずつ 鮮やかな 黄色い花々が 映えてきます

   育てやすく 放置すれば 6mほどまで 成長する花木で

   公園などで よく目にることがあります 

   

   サンシュユという名前は 中国名 「山茱萸」を 音読みしたもので

   和名は 「ハルコガネバナ(春小金花)」

   こちらのほうが 似合っているような?   

 

   サンシュユは 葉が芽吹く前に 咲いてくれますから  

   遠くからでも 黄金色は とても目立ち

   満開の時は 晴れやかに 春到来を 思わせてくれるのです

 

   朝鮮半島を原産とする ミズキ科に属する この花木は 

   もともと 江戸時代に薬用として 持ち込まれたと いわれています

   秋の紅葉とともに 真っ赤に熟した果実は 食用にもなります

   また  種を取り除いて 乾せた果実は 今も 薬用として 用いられています

   コンビニなどで 売られている 滋養強壮剤にも 含まれているそうです

 

   サンシュユ花言葉は 「持続」 や 「忍耐」 「強健」 など

   まさしく 薬用花木を イメージした 言葉になっています

 

   ちなみに 宮崎県民謡「ひえつき節」の 歌詞にある「庭のさんしゅうの木~」  

   の 「さんしゅう」は 「山椒」のことで サンシュユとは 違うようです

 

   これから 暖かくなるにつれ 黄色の鮮やかさが 増していき そして

   散る頃には 

   少しずつ 桜の季節へ 包まれていきます

 

 

 

           【青空へ 黄花が輝く サンシュユの春】  

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f:id:yasuragi-reien:20170207092834j:plain 「そら母へ 届けとサンシュユ 花広げ」

 

 

 

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