霊園風景 その64 「‥遊びに来る カエルとヘビと?たち」
「‥遊びに来る カエルとヘビと?たち」
山々に囲まれて 近くを川が流れ 物音もしない 静かな場所にある
やすらぎ霊園ですから いろんな生き物が 遊びに来ます
イノシシが来たような 痕跡は時々 見られますし
イタチやタヌキなどの 小動物でしょうか やっと植え終わった 花のお墓の
草花が 見るも無残に 引き抜かれて 散らばっていました
彼らも 生きるのに必死なのでしょう 少しの恨み辛みを 呟きながら
植え直してあげるのですが 翌日も となると さすがに!
【ここまでやられると 笑うしかない?】
倉庫の前に 雨上がりの夕刻になると 時々 ヒキガエルが やってきます
そのゆったりとしたさまは あくせく動く わたしたちを 嘲笑っているかのよう
人間を見ても 驚きもせず 逃げることもなく あちらの方を 見つめています
彼(?)に 「聞いてくれるかい」と 下手なサックスを 吹きますと まさしく
「ヘタクソ」 と 言わんばかりの 超然とした姿勢で じ-っ と 鎮座しており
その長いこと 長いこと でも こちらが目をそらすと さっと動くのです
何となく ふたりで だるまさんが転んだ を やってるかのような‥
さて 先日は 先輩が とっても 大きなヘビ に 遭遇したそうです
歴戦強者の先輩でさえ 後すざりするほど 大きく
「ビ-ル瓶ぐらいあった!」と 興奮気味に 話してきました
もしかしたら それは 「ツチノコ」 ではないか と 思うのですが?
興味のある方は お問い合わせいただければ‥
さすがにマムシなど 毒を持つヘビは別として その他のヘビ達は
子供時代には 大切な友達でした 時々 カバンの中に忍ばせて 学校へ行き
女の子を驚かせ 先生から叱られたことなど 思い出します
【一世を風靡した ツチノコ?】
そして 毎日のように 優しいさえずりを 届けてくれるのが 多くの小鳥たち
お墓を荒らす カラスは 歓迎しませんが メジロやウグイス カッコウなど
その 季節の訪れには 先駆けて 鳴き始め 待ち焦がれていた 私たちの 心に
明かりを灯してくれるかのようで
ウグイスは その筆頭でしょうか 時には けたたましいほど 霊園の中で鳴く
ためなのか なぜか 「ホーホケキョ」が 「法ー華経」と 聞こえてしまうのです
このウグイス 春は風情がありますが 真夏に鳴かれますと 微妙に 暑苦しく‥
「鶯の谷渡り」と呼ばれる所以です
四季折々 自然が織りなす やすらぎ霊園の豊かな 風景に 逢ってみませんか?
ここには ご先祖様たちと 一緒に 時を数えていく いくつも 物語があります
【秋の鮮やかさ 紅葉の樹木墓】
「鶯や 鳴いては鳴きし こだまかな」