霊園風景 その21 「‥‥ 春 間近かの 豊後梅」
「‥‥春 間近かの 豊後梅」
今年の冬の 何と寒いことでしょう
早朝のやすらぎ霊園は 静寂さとともに 空気までが 凍りついているかのよう
静けさと 厳しさが 共存しています
やすらぎ霊園の気温は 市内中心部より1~2度ほど低く
冬の花木たちは この寒さで 何回も凍りつき 葉色を変え それでも
じっと 耐えています
花のお墓「花壇墓」に 植えられている花々も その多くが まだ冬休み中のため
参拝者の目を慰めてくれるのは ビオラやデージー 水仙などの わずかな花々
それでも 春の足音は 少しづつ 近づいており クリスマスロ-ズは 日毎に
蕾が膨らんできましたし 樹木墓や永代供養墓に立つ 梅の枝には
カ-テンが開かれるように 白や薄桃色の 鮮やかさが 増してきました
そして 一面の芝生も 待ちかねていたかのように ポツポツと 若緑色が増え
参拝される人たちの 捧げた 菊やデ-ジ-などの供花が 賑やかに色を添え
やがて 春めくときから 芳春のときへと 色模様が 変わっていきます
もうすぐ 色も 心も 春になります
寒さも あと少しの 辛抱です
【 春も すぐそこに 豊後梅 】
春めぐり 先逝く君の 齢超えて