「‥‥たおやかに大手毬の花」
4月の末頃になると 芝生墓の近くに 丸みを帯びた 薄いピンクの花々を
見ることができます
その花が 手毬のように 映ることから オオデマリと呼ばれている
スイカズラ科の 落葉小高木です
緑の芝生との コントラストも とても美しく 花姿は
たおやか という表現が とても似合いそう
れっきとした 我が国原産で ヤブデマリの 園芸品種に なります
初夏の 青い空に向かって咲く姿も 美しいのですが
秋の 紅葉も 見ごたえがあります
夏の暑さにも 冬の寒さにも強く 花も 紅葉も 美しく
成長も遅く 剪定もいらず
ここまで 手間いらずの 花木は めずらしいのです
花言葉は 「優雅なたしなみ」 や 「華やかな恋」 など
芝生墓を 見下ろす位置に 咲いてくれていますが
まるで 愛し子を包み込むかのように やさしく微笑んでいます
【春の陽射しが ピンクを揺らし 大手毬】
「あの空を 包み込むのか 夏の雲」