霊園風景 その32 「‥純白の踊り木 ヤマボウシ」
「‥純白の踊り木 ヤマボウシ」
6月中旬になると 急に 一部の樹木が まるで雪が降ったかのように
真っ白な花で 覆われます
やすらぎ霊園に入りますと 真正面に 見える「永代供養墓」の 真下に
横一列に並ぶのが この花 ヤマボウシです
ハナミズキと同じ属ですが ヤマボウシは 我が国に 自生しており
江戸時代には 外国に輸出されていたそうです
ハナミズキと同じく 花のように見えるのは 総包片という葉です
この葉が 頭巾をかぶった僧侶に 見えることから 「山法師」と
名づけられたとか
9月から10月頃 実が赤く熟しますが 果肉は 柔らかく マンゴ-のような
甘さがあって 美味しく 食べることができますし 果実酒にも 適しています
秋の紅葉もきれいで 成長があまり早くないため 公園や 家庭の庭などに
植栽されています
ただし 乾燥が苦手なので 午前中に陽があたる場所が 適しています
花言葉は「友情」
4枚の総包片の 真ん中にある緑の玉が 小さな粒々でできた ほんとうの 花
この小さな花が 秋には 固まって 大きな実になることを 考えますと
「友情」という 花言葉が ピッタリ あてはまるような気がします
山法師 白き頭が 青に映え