やす君のひとり言

やす君の情景

~大分市竹中やすらぎ霊園~

回顧録 no.79 「‥夢の風景 ~幸せの大きさ」

 

 「~幸せの大きさ」

 

       右往左往しながら 生きてきた 歳月 

   あの時 こうしていたら  あの時 ああしていたら 

   人生 どうなっていたのだろう と 

   決して 戻らないと わかっていても 

   何年過ぎていても ふとした時に 振り返ることがある

 

   もし あの道を歩いて行ったなら 今  何処で何をしているのだろうか

   もし あの道を歩いて行ったなら 今  周りには誰がいてくれるのだろうか

   もし あの道を歩いて行ったなら 今  生き永らえているのだろうか

 

   幾つも 選択肢があって 迷いながらも この道を選び 歩き通してきた

        敢えて 飛び込んだ道もあれば  半ば 逃げ込んだような道も あった

   どの道を選んでも 喜びや 悲しみや 苦しみや 辛さが ついてきて 

   重なり合っては 流れ去り それらを繰り返しながら 命が続いていく

   喜びであふれていても 悲しみであふれていても それこそが 生きている証

   喜びも悲しみも 永遠に続くことはなく 必ず 繰り返していくもの

   だからこそ 人生で 織り上げる模様は どこまでも 広くて 深い  

   

   そうして 生きてきた 人の生 人生    

   人と人とが 交りあっていくからこその 人生  

   長い年月を経て 眼前の山々を 見上げ 教えを乞う 

      

   山々は いう‥‥

   「幸せか」と 問われたら 「幸せ」 と 答えよう

   「どのくらい幸せか」と 問われたら 「大空ほど幸せ」 と 答えよう

   「なぜ大空なのか」と 問われたら 「全てを包み込んでいるから」 と 答えよう

   「何を包み込んでいるのか」と 問われたら 「笑顔と涙のぜんぶ」 と 答えよう

 

    して‥‥

   「幸せの大きさは」と 問われたら  「笑顔と涙の数を足したもの」 と 答えてあげよう

   生きてる限り 誰にでも 訪れてくる いくつもの出来事     

   大きな喜びや 小さな喜びの 笑顔  大きな悲しみや 小さな悲しみの 涙

   全部足した涙が 幸せだとしたら 幸せは 長く生きるほど 大きくなる 

   きっと 彼岸へ渡るとき 心は あの大空のように 晴れ晴れとなって 

   それが 本当の幸せなのだ と 答えてあげよう   

    

   ふるさとの 青い春の山々が そう 教えてくれる

   そして 「生き続けよ」 という  叱咤か 励ましか 声が 届いてくる

   さあ! 明日は笑おうか? それとも泣こうか? 

   それで 幸せが増えてくるのなら‥‥ 

   

   

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