やす君のひとり言

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~大分市竹中やすらぎ霊園~

霊園風景 その85  「‥雨よ 晴れと 入れ替われ」

  「‥雨よ 晴れと 入れ替われ」

 

    長々と続く 雨模様の日々 梅雨とはいえ 心までもが 暗くなりがちな今日この頃です

  年明けの 新型コロナウイルス感染拡大は 私たちの日常を 塗り替えてしまいましたし

  ようやく 再生の兆しか と期待していたら 今度は 何時 止むとも知れない 空からの水

  かつては 名前も知らなかった 線上降水帯 という名の 招かざるもの 

  次々と襲ってくる 凄まじいほどの 豪雨により

  昨日までの 見慣れた光景が 一夜にして 一日にして 消え失せて

   見るのは 泥にまみれた我が家 田畑の作物たちの 荒れ果てた姿  

  悲しさや絶望感だけが よぎっていきます 

  

  故郷も 電柱は折れ曲がり 膨大な土砂は 道路を横切って 母屋の 寸前まで押し寄せ

  丘の上の 新しい家は 土台のいくつかが 押し流がされ  無残な姿を 晒していました

  幸いに 人的被害は免れました  それは 運 というべき なのかも 知れません

  予測しがたい自然の力 とはいえ ここまで大きな被害が連続してくると 「何十年に一度」 

  の言葉だけでは 理解も 整理もできない 

  過去 非日常の災害であったことが 今は 日常の出来事になっていることを 

  現実として捉え 対応していくことが 求められる時代に来ているのだと 思います

 

  やすらぎ霊園には 各区画やお墓などの 被害は ありませんでした

  それでも 余りの水量の多さに 耐えきれなかったのでしょう

  排水溝の 至る所で 落ち葉や枯れ枝などが 見事なほどに 散乱していましたし

  坂に立つ ムクゲの花木は 南を向いて倒れ ことごとく 蕾が落ちています

  温暖化問題が叫ばれるようになって 久しくなります が この間 世界や日本の

  取り組みは どれほど 進化しているのでしょうか

  豊かさを 追い求めてきた 結果が 今の自然界 とも いえるのではないか

  やすらぎ霊園の 一見 変わらぬ 自然の風景を眺めつつ 

  人間の 業の深さを 考えさせられるのです

      

  これ以上 人々を苦しめる 災害が起きないことを 祈ります

  そして 明日こそ 雨と 晴れとが 入れ替わりますように

 

 

 

              【雨上がりの朝 芝生墓から眺める 風景】

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f:id:yasuragi-reien:20170207092834j:plain 「薫風を 襟を広げて 抱き込む」

 

 

 

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