やす君のひとり言

やす君の情景

~大分市竹中やすらぎ霊園~

霊園風景 その71 「‥この春の 新しい顔」

 

  「‥この春の 新しい顔」 

          【1㎡区画に誕生した 真新しいお墓】

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 この春 「やすらぎ霊園」に 新しいお墓が誕生しました 

 少人数のご家族にマッチした これまでにないコンパクトなお墓で

 墓石代はもとより 管理費も最低限に抑えることで お求め安くなりました 

   1月中旬から順次 指定店の一押しや やすらぎ霊園が自信をもってお薦めする

 展示墓を 設置していきます 

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     この新しいお墓は

    1㎡のコンパクトな区画       *少人数のご家族にピッタリ

    自由に選べるデザインや色     *安心の価格帯と安い管理費

  など、多くのお客様にご満足いただける特徴を持っています。

  いつでも見学できますので、ご都合のいい日に、家族おそろいでお越しください。 

     担当者がご案内します。事前予約は不要です。

 

    2月末まで、予約・先行販売中 です。

 いい区画ほど、早いお申し込みをお薦めします。

 お申し込みやお問い合わせなどは 

 下記の各指定店、または、やすらぎ霊園までどうぞ!

   ・(株)豊東石材 : 097(567)6900

   ・(有)豊後石材 : 0978(21)2130  

   ・(株)三浦石材 : 0974(63)0537

   ・(株)はせがわ : 097(573)5090  

   ・(有)東和石材 : 097(523)4474

  ・(公財)やすらぎ霊園 : 097(598)0100

 

   【完成した新しい区画 明るい色調でまとめています】

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f:id:yasuragi-reien:20170207092834j:plain 「初空に 真新しき 墓映えて」

 

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回顧録 no.71 「‥夢の風景 ~お正月の頃」

 

「~お正月の頃」

 

  幾つもの年を重ね 生きてきた長さで 物わかりが よくなり

  何もかもが わかったような 都合のいい 心もちに なることが 増えてきた

  そして 楽しかったことや 嬉しかったことだけを 記録として 蓄積させ

  辛かったことや 苦しかったことは 記憶から消し去って しまおうとする

  それでも 本当に辛い思い出は 夢の中でも 目覚めていても 

  鮮明に 蘇ってくる

   

  この時期 決まって思い出すのは 

  こども時代の お正月の頃の こと 

  浮かんで来る その出来事は 小さな棘のように 色褪せることなく 

  僕の 胸を チクチクさせる  空は 青いのに

  

  慣れない土地で 汗や泥にまみれて 働き続けていた 父

  わずかの田畑と 父の出稼ぎで やりくりしていた 母

  動くこともままならず 少しづつ弱りつつあった 祖母

  そして 厳しい寒さ 雪に覆われた 冬景色の中で 迎える 新しい年

  苦しい生活の中で 親は 年の初めを どのような思いで 迎えていたのだろうか

  

  味噌汁の中に お餅と 野菜が 入っている お雑煮

  山や畑の野菜を 多めに盛り付けた おせち

  それが お正月の全てで 田舎では 普通だと 思っていた

  「お年玉」 という言葉は 本で知ったが 親から もらった記憶は ない

  友達から 楽しい お正月の話を聞いて 家は貧しいのだと 理解し

  知れば 知るほど 惨めな気持になっていった あの頃 

 

  だが 家庭をつくり 子を育て 独りになり 過ぎた時を 静かに 顧みると

  あの時の 父や母の 吐息が 聞こえてくる 

  それは  

  「新しい年は 来ない方がいい‥」 吐息にも 聞こえ

  「精一杯のお正月を 迎えよう‥」 吐息にも 聞こえ

  苦しさの中で 必死に 家族を 守り続け 言葉に出すことなく

  全てを 吐息に変えている

     丸めて ひそかな 父母の背中に 手を合わせる 自分がいる  

   

  幾つもの家族に 幾つもの物語が 創られ 時は 刻みこまれていく

  どのような 家族の物語として 受け継ぎ 引き継いでいくのか

  家族の有様は 親と子が つながっている想いの 強さ そして 暖かさ

  希望や勇気をもらい つなげてきた 父母の背中  

  父は 黙して語らずを貫き 70を過ぎて 彼岸へ渡り

  母は 新しい年を病床で迎え やがて 96になる   

  活きのいい声は 影をひそめたが 親子は つながっている‥

 

 

      

      

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霊園風景 その70 「‥2020年初頭のご挨拶」

 

  「‥2020年初頭のご挨拶」

  

    あけまして おめでとうございます 

  皆さま、ご家族おそろいで健やかに新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。

   2000年4月に開設した「やすらぎ霊園」も、20年という節目の年を迎えることがで

 きました。

  そしてこの間、多くのお客さまに来園いただき、すでに1千基を超える お墓を提

   してまいりました

  ご契約いただいた皆さまに、あらためまして深く感謝申し上げます。

  「やすらぎ霊園」は、開園当初から多種多様なお墓の提供と同時に、美しい公園墓

 地をめざして日々努めてまいりましたが、おかげさまでおさまよりお褒めの言葉を

 いただけるようになってまいりました。

  また、進めてまいりました「バリアフリー化」工事も全て終了し、どの区画にも安

 心してお参りできるようになりました。

  さらに、お墓の販売では好評をいただいている「樹木墓」や「芝生墓」などのお墓

 に加えて、この春からは少人数のご家族に合わせたコンパクトな「1㎡区画」のお墓

 を販売いたします。

  多様化するお客様のご要望にお応えした新しいお墓の形を、ぜひご覧ください。

  「やすらぎ霊園」は、これからも誠心誠意、安心や安全はもとより美しい公園墓地

    づくりに努めてまいります。どうか、末永いおつきあいをお願いいたします。

  本年が、皆様にとりまして幸せの多い一年でありますよう心からご祈念申し上げ、

 新年のご挨拶とたします。 

                          「やすらぎ霊園」役職員一同

 

   

  お知らせ!  

   ※12月28日(土)から1月3日(金)まで休業させていただきます。

    1月4日(土)より、通常通り営業いたします。

           ※新しい「1㎡区画」の予約・先行販売を展開中です。(2月末まで)

    詳しくはホームページで!

    ➡ 公益財団法人 やすらぎ霊園 オフィシャルサイト

 

  

                【2020年1月1日 初陽を受けて 輝く芝生墓】          

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回顧録 no.70 「‥夢の風景 ~ 愛すべき シー」

 

  「~ 愛すべき シー」

 

  「長い間 可愛がってくれて ありがとうございました」

  休みの日の朝 庭先で 隣のお兄ちゃんが 頭を下げ

  「昨日 シーちゃんが亡くなりました‥」

  うつむき加減で 語りかけてくる

  「急に元気がなくなって 病院に行ったんですど 腎不全で ダメでした」

 

  8年ほど前になる

  妻が いつも玄関前に うずくまっている シルバー一色の猫を見て 寒くて 

  可愛そうだからと 中に入れようとしたが すぐに出てしまう という

  しかたなく ダンボ-ルで 小屋をつくり

  毛布を入れて いつでも 出入りできるようにしていた

  気に入ったのだろう 朝見ると くるまって寝ている

  元々は野良猫だったらしいが 優しいお隣のお兄ちゃんが 室内で飼い始めた

  しかし すでに飼っていた 他の猫との折り合いが悪く ほとんど外にいたらしい

  

  ある朝 妻が呼ぶ 

  見ると 小屋の中に 3匹の子猫がいて 母親のそばで眠っている

  そういえば 少しお腹が大きいような気がしていたが‥ 

  早いうちに家の中で飼った方が 人に慣れると  勧められ 

  お兄ちゃんの了解を得て 子猫を 家の中で飼い始めた

  世話するのは 妻の仕事だったが 愛犬を亡くした後 と いうこともあり

  うれしそうに 3匹と遊んでいた

  

  そして 母猫のシーは お兄ちゃんに話して 妻の年金?で 避妊手術した

  先生は 「感心ですな!」  1泊2日 格安の料金だった

  それから 子猫の飼い主探し 勤務先などにもお願いし 

  諸費用はこちら負担 で 無事に それぞれの家庭に 引き取られていった

 

  その時の気分次第で お兄ちゃん家の 縁側で寝転んでいたり

  こちらのベンチで日向ぼっこしたり たまには 庭いじりの傍で まったり

  お腹が空いているときには ゴミ捨てまでついてくる 時おり 鳴きながら

  とても賢かった  道は端しか歩かないし 絶対飛び出さない

  犬が来ても 見下すかのように 整然としている

  近所でも可愛がられており 5軒ほど 行きつけのお家があったらしく

  いつも 美味しいものを いただいていたに違いない と思う

  「この頃 安いのは食べないんです」  なんて お兄ちゃんがこぼしていたから

 

  妻が亡くなった後も 僕は シーを可愛がった

  妻の気持ちに 応えたかったし 何よりも いつも 自然体で たまにしか 

  返事をしてくれず 「ニャー」といって 笑う シーが大好きだった

  今朝も いつもどおり 食事と水を 庭先に置き シーの鳴き声を 待っている

  もう一度 あの子供たちに 逢わせてあげたかったな と 思いながら‥

 

 

                 【2016年春 イヤダ!といわんばかり シー】

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霊園だより 「‥新しいお墓の予約・先行販売開始!」

 

「‥新しいお墓の予約・先行販売開始!」    

   ~・2020年1月6日から先着順で受け付けます・~

 やすらぎ霊園では、新しいお墓の予約・先行販売を2020年1月6日から開始します。

 この新しい区画は、以下の特徴を持っています。

     ① 1.25㎡のコンパクトな区画

    お墓本体の大きさは80㎝四方ほどで、高さも抑えて地震に強くしています。

  ② 少人数のご家族にピッタリ

    ご遺骨の数は4柱程度収納できますが、広くすることも可能です。

  ③ 自由に選べるデザインと色

    デザインは、4社の墓石指定店とやすらぎ霊園オリジナルから、選択できます。

    また、石の色も自由に選ぶことができます。

  ④ 安心の価格帯と美しい環境

   可能な限り、墓石代や管理費などを抑えました。価格にも自信があります

 

 いつでも見学できますので、ご都合のいい日に、ご家族おそろいでお越しください。

 担当者がご案内いたします。事前予約は不要です。 

 

     【日当たりのいい 新しい区画 明るい色調でまとめました】           

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  ‥‥「1㎡区画」予約・先行販売のご案内‥‥

 1月6日(月)から2月末までの予定で、「予約・先行販売」を行います。

 申込要領などは下記のとおりです。

  ≪予約・先行販売期間≫

     2020年1月6日(月)~2月末まで 

  ≪申込要領≫

   ① お申し込みは「1㎡区画(予約)申込書」にて、受け付けます。

     申込用紙は、やすらぎ霊園や墓石指定店に準備しています。

                     (ご用命いただければ、申込用紙をご自宅までお送りいたします)

   ② 1月5日までに申し込まれた場合は、受付日を1月6日とし、希望区画が重複し

     た場合は抽選となります。

   ③   (予約)申し込みから契約までの期間は2週間とし、この間はいつでも

     キャンセルができます。 

  ≪留意事項≫

   ①  契約から原則、1ヶ月以内にお墓を建てていただきます。

      ※墓石の在庫がない場合は、入荷次第となります。 

   ②  契約から8日以内でしたら、いつでも解約できます。

   ③  契約から8日を過ぎて解約する場合は、所定の手数料をいただきます。

   ④  墓石文字彫り後や建立後に解約する場合は、所定の違約金をいただきます。

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    年末年始お休みのお知らせ!

     *12月28日(土)から1月3日(金)までお休みさせていただきます。

     *1月4日(土)から通常どおり営業いたします。

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     公益財団法人 「やすらぎ霊園」大分市大字竹中字上長谷613-1

                         TEL  : 097(598)0100 

                         FAX  : 097(598)0101 

            

   

 

 

    皆さまのご来園をお待ちしています!

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霊園風景 その69 「‥花のお墓の 衣替え」

 

  「‥花の墓の 衣替え」

 

   2015年に誕生した 「花のお墓」

   花の好きだった故人に 捧げる お墓もあれば

   花に囲まれたい との思いで つくられるお墓もあります

   わずか3段・31区画の花園ですが 両端の区画は 全て契約いただきました

   そして 展示墓を含め 9区画のお墓には 美しい草花が 彩られています

 

   「樹木墓地」や「芝生墓地」もそうですが 生きている 花木や草花の 

   世話は 簡単ではありません

   放っておけば 虫が付き 病気にかかり 暑さや寒さに 耐えきれず

   気が付けば いつの間にか 雑草だらけ なんてことに なってしまいます

 

   「花のお墓」は 水や肥料遣り 雑草取り 虫や病気の対策 枯れ花の処理など 

   日常の手入れが不可欠であることは もちろんですし 一年草の花は 定期的に

   植替えなければなりません

   ちょうどこの季節が その時期です

   冬から春にかけて 花壇を彩ってくれる ノースポールやビオラ ガーベラなど 

   虫や病気に強い草花を選び 11月中頃に植えたのですが ようやく白や黄や青色

   の花が 少しづつ 彩りを増してきました 

   これから 冬に向けて しっかりと根を張り 寒さに耐えぬき

   来春には ひと回りも ふた回りも 大きなって 見事な花園を 見せて 

   くれることでしょう

   

   季節は初冬から そして 本格的な冬へと 移っていきます

   もっとも 彩りのない時期ですが その 寒さの中で 

   必死に咲いている 花々の なんと たくましいことか と 

   あらためて 感じられるのです

   花を見愛でることで 四季の移り変りを 知ることができる 

   それは とても 心躍る 瞬間でもあります  

      

   寒さも これからが本番    そして 2019年が 終わります

   あらためて この一年間 つたないブログに おつきあいいただいた皆さまに 

   厚く お礼申し上げます

   どうぞ 2020年が あなたとご家族にとって 幸せの多い 年となりますように

   

 

           【春が来て 鮮やかな彩りに包まれる 花のお墓】

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f:id:yasuragi-reien:20170207092834j:plain 「この年の 終りを告げて 枯菊や」 

 

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回顧録 no.69 「‥夢の風景  ~肥後の赤椿」

 

 ~肥後の赤椿

 

  挨拶に行ったとき 狭い庭には 鉢植えの椿が 幾つも並び

  そこに 作業服姿の 義父がいた

  ちょうど 花の時期で 手入れをしていたのだろう

  頭を下げると

  「‥‥」

  小さな声で 応えてくれたのを覚えている

  「‥‥」

  言葉がなくなって 鉢に目をやると ひときわ赤い色が 映ってきた

  それが 「日の丸」という 肥後椿だと 後で知った

 

  椿が好きだった 義父 

  軒下に並ぶ 鉢植えの多くが 椿 

       その中で ひときわ輝いていたのが 「日の丸」

  大きな鉢に植えられた その木は 接ぎ木がしてあって 台木は 

  腕の太さほどあり その先に 小さな枝が茂り 真紅に 輝いている

  その凛とした 樹形と花の 雄々しさに 僕は 見惚れていた

 

  一度だけ 大きな市の河川敷で開かれる 植木市に 義父母と 訪れた

  当時は 椿の店が多く 大小 幾つもの 椿の台木が 売られていた

  長さ30~40㎝ほどの 台木に 根はない 両端とも きれいに切られている

  しかし 不思議なことに それを鉢植えすれば 根が出て 息を吹き返すのだ

  

  義父は 何本か買い求め 「やってみなさい」と 1本 僕に渡す

  義父の教えどおり 鉢に植え 接ぎ木をし 毎日のように 世話をし

  そして それは 上手くいき やがて あの色の 花を咲かせる

  それから 「日の丸」は 僕ら家族と一緒に 転居を繰り返した

 

  10年経て 戻った時 傷んで弱っていたため 田舎の庭に 地植えし

  今も 冬には 空家の庭を 彩ってくれている

  観賞する人は ほとんどいないが その花を 見ると 

  寡黙な 義父の作業姿を 思い出す 

 

  義父と義母が旅立って 月日は過ぎ やがて 妻も 彼岸へ渡った

  父や母のことを とても大切にしていた 妻だったから おそらく 今も  

  親子で笑い合っている

   

  田舎の親木から 採った若芽を 挿し木した鉢植えの  「日の丸」が 

  今年も 蕾をつけてくれた

  年によって 色も形も 微妙に違う

  今年は どのような 表情を見せてくれるのだろう 

  彩りの向こうに 義父母と妻の笑顔を 見ることができたら 嬉しいのだが‥   

   

 

 

 

             【 凛として咲く 肥後椿の 日の丸 】 

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