やす君のひとり言

やす君の情景

~大分市竹中やすらぎ霊園~

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

霊園風景 その96  「‥希望の年へ」 

「‥希望の年へ」 年の終わりを 告げるかのような 名残惜しさを 漂わせながら 静かに夜が明け 凛とした 冷たい朝の景色が 眼下に広がります いつもと変わらない 何年も繰り返されてきた やすらぎ霊園の光景です しかし 人々の暮らしは コロナ禍にあって 目ま…

回顧録 no.96 「‥夢の風景  ~電話機の向こう」

~電話機の向こう 吐息か 溜息か 受話器の向こうから 微かに 響いてくる 休日の昼下がり 高齢の夫婦で 切り盛りしている 喫茶店 そこには 小銭を入れる ピンクの電話機が置いてあり 窓の外 けたましく 行き交う車の音を 恨みながら 小銭を 気にしつつ 聞き漏…

霊園風景 その95   「‥温かく うれしい お話」

「‥温かく うれしい お話」 11月初旬の午後 県外ナンバーの車で 2時間以上かけて 見えられた ご夫婦 お聞きすると 6~7年前から 近郊地を中心に 二人で入る 樹木墓地を 探しておられる とのこと なかなか 理想とするお墓に 巡り合えず 少し遠いけれど 思い…

回顧録 no.95 「‥夢の風景 ~その先の 海」

「~その先の 海」 寮に 数人の後輩が入ってきて 一人の子が 同室になった K君は 小柄だったが 南の出身らしく 色黒で筋肉質 優しい眼をした 真面目な子で 少し 首をかしげて喋る癖があり 笑うと 片方にだけ 小さなえくぼができた しばらくすると ふるさと…