やす君のひとり言

やす君の情景

~大分市竹中やすらぎ霊園~

霊園風景 その55 「‥柔らかな 若葉たちへ」

「‥柔らかな 若葉たちへ」 桜の謳歌が終わり 季節は五月へ 花木や 草花も 元気に花を咲かせ それぞれに美しさを競います それでも この季節の主役は 新緑だと 思うのです 遥か彼方から 若草や若葉 そして深碧や山葵の新緑が 色模様を織りなして 点々と 柔ら…

回顧録 no.54  「‥夢の風景 ~月夜と おじいさん」

「~月夜と おじいさん」 満月の夜で 明るかった 田んぼには 水が張られ 小さな稲の苗が並んでいたから 5月頃だったろう お風呂に入り 夕食もすんで 子供たちは寝る時 なのに 僕は ひとり あぜ道に立っている 寝間着姿に下 駄を履き 片手には 懐中電灯を 持…

霊園風景 その54  「‥お墓たちの話」

「‥お墓たちの話」 「来ないねぇー」 「うん‥」 「いつ来たの?」 「‥‥」 「いつ来たの?」 「‥‥」 「いつ来たの!!」 「‥‥ 覚えていない」 「なぜ 来ないのかなぁ」 「子供たちは遠くに行ったし 両親も 年老いたし‥‥ 来たくても来れないんだ と思う」 「そ…

回顧録 no.53   「‥夢の光景 ~竹職人のKさん 」

「‥夢の光景 ~竹職人のKさん」 70才くらいだったろうか 奥さんと 二人暮らしの その人は 母屋の下 道のすぐ上にある 小さな 物置の前で 竹細工を しており 顔つきやしぐさからは とても想像もできない? 細やかで 美しい 製品が 生まれていた いつからと…

さつき日和のお知らせ

∵∴∵∴∵∴∵∴さつき日和∵∴∵∴∵∴∵∴ 令和のはじまり、5月1日から6日まで「さつき日和」を開催いたします。 期間中、ささやかなプレゼントもご準備しておりますので、お墓を検討中の方、園内を見学されたい方、お墓に関する悩みがある方など、 ぜひ、新緑が美しいや…

霊園風景 その53   「 ‥この頃のやす君 」

「‥この頃のやす君」 彼が ここ 「やすらぎ霊園」に来たのは 新しい区画が誕生した時 だったから もうすぐ7年になる 最初の頃は 訪れる人も 少なくて 寂しい思いをしたことだろう 晴れた日や 花木が鮮やかな時は 少しは気分も和らいだと 思うけど 雨や雪が降…

回顧録 no.52  「‥夢の風景  ~お雛様の春に」

「 ‥夢の風景 ~お雛様の春に」 明かりを消して 夜の窓を開け カ-テン越しの 庭に咲く 桃色の寒緋桜を見ながら 「まだ少し 寒いねぇ」なんて 言葉を かけて ぼんぼりの オレンジ色が 雛壇に降り注いでくる 今年も 灯ってくれた この明かり 電球も切れること…

霊園風景 その52  「‥この春の 青空めざす 山桜」

「‥この春の 青空めざす 山桜」 いつもどおりに 訪れてくれる 春 四季の移り変わりの中で いちばん 心ときめく とき 辛いことや 苦しいことは 避けられないけれど そんなことも なぜか 少しだけやわらいで また 頑張ろう と そして 何か いいことがあるかも…

回顧録 no.51  「‥夢の光景 ~赤いコートのMさん  3/3 」

「~赤いコートのMさん 3/3 」 それから 二人は 喋ることもなく 弁当を食べ続けていた 春の雲が 静かに流れ 晴れと曇りが 交互に届いてくる 高原 そこから見える 空は 限りなく広く そして 長い髪の Mさんの横顔は とても美しかった なぜ あの時 僕は そこ…

霊園風景 その51 「‥春の詩  寒緋桜と陽光桜 そして山桜」

「‥春の詩 寒緋桜と陽光桜 そして山桜」 やすらぎ霊園にも 一気に 暖かさが増し 桜たちが 美しさを競う春の到来です まず 濃い赤色の花を 披露してくれるのが 寒緋桜 その花形は どこまでも 慎ましく うつむき加減に 咲き誇ります 台湾や中国を原産とします…

回顧録 no.50 「‥夢の風景  ~赤いコートのMさん 2/3」

「~赤いコートのMさん 2/3」 秋のうちにきれいに刈られた 広い高原は ちょうど 真ん中あたりに 小屋があり 春から秋にかけては 牛舎として使われていたが 春浅いその時期は まだ 空家で 種々雑多の農具が 詰め込まれていた その小屋の入口に 担任の先生が…

2019 「春のお彼岸フェア」開催です

「春のお彼岸フェア」ご案内! ‥‥3月16日(土)から 24日(日)まで‥‥ 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、今年の冬は暖冬といわれて いつもにない穏やかな日が続きました。それでも春は待ち遠しい季節です。 椿や梅の満開が過ぎ、桜の便りが届…

霊園風景 その50 「‥春を呼ぶ  サンシュユの花」

「‥春を呼ぶ サンシュユの花」 芝生墓のすぐ下 斜面の一角に 植えられているのが サンシュユの花木です 寒さが和らぐ 2月下旬頃になりますと 枯れたかのような 枝のあちこちから 少しずつ 鮮やかな 黄色い花々が 映えてきます 育てやすく 放置すれば 6mほど…

回顧録 no.49 「‥夢の風景  ~赤いコ-トのMさん 1/3」

「‥夢の風景 ~赤いコートのMさん 1/3」 小学6年生の春 卒業記念行事として 同級生で 遠足に行った 舗装されていない 狭い道を 一列になって 歩いて行くのだが 唸るような音を立てて 時折り通る トラックは 砂利を蹴散らし 埃を巻き上げる その度に 僕たち…

霊園風景 その49  「‥この冬の 静かな光景 」

「‥この冬の 静かな光景」 静かな早朝です 人の創る音は 全く聞こえず 鳥や風も 鳴き止んでいます わずかに 響き渡るのは 絶え間なく 天から降り注いでくる 雪のささやく 調だけ この冬初めての 白い光景が 霊園に広がりました 少しの北風に 踊らされて 粉雪…

回顧録 no.48  「‥夢の風景  ~理髪店のタカさん 2/2」

「‥夢の風景 ~理髪店のタカさん 2/2」 当時 村は林業が盛んで 毎日のように 木材を満載した トラックが走っており 狭い砂利道路には 危険がいっぱいだった 何かあったのかもしれない と いなくなった 僕を探して 先生は 不安を抱えながら 戻ってきたのだ そ…

霊園風景 その48  「‥新雪の朝」

「‥新雪の朝」 この冬 はじめての雪が 舞い降りました 暖かい日が続いていましたから もしかしたら 今年の雪は ないかな と 思っていましたら 忘れずに 届けてくれました 小さい頃 冬といえば 雪 でしたし 膝丈ほどある 雪道を歩いたり 遊ぶことは 当たり前…

2月限定特別販売のお知らせ

*2月限定特別販売のお知らせ* 椿が咲いて、豊後梅が華やかに彩り、やがて山桜が青空に舞う季節・・・ やすらぎ霊園では、「春のお彼岸」に向けて「展示墓」を特別販売しております。 ◆芝生のお墓◆ まるで緑の絨毯のように美しい芝生に整然と並ぶ芝生墓を…

回顧録 no.47 「‥夢の風景  ~理髪店のタカさん 1/2」 

「‥夢の風景 ~理髪店のタカさん 1/2」 小学校3年か4年生の頃だったと 思う 子供の足で1時間ほどかかる 高原まで 遠足か スケッチ大会か 秋晴れの日に クラス全員で出かけた と言っても それが同級生全員だったが 途中 村に1軒だけの 理髪店の前を通る …

霊園風景 その47  「‥みんなにやさしい 霊園へ」

「‥ みんなにやさしい 霊園へ」 2,000区画余りを有する やすらぎ霊園は その多くの区画が バリアフリーですが 新しく造った 一部の「自由墓」区域は 階段仕様になっており お客さまからも 「将来のお参りが大変」という言葉を いただいておりました 皆さまが…

回顧録 no.46 「‥夢の風景  深山の寒つつじ 4/4 」

「‥夢の風景 ~深山の寒つつじ 4/4 」 岩の割れ目には 氷柱が下がり ひときわ寒さを感じさせたが まだ見ぬ世界に あこがれる思いの 強さと 後と前の かすかな光が 足運びを手助けしてくれる そして その先には 柔らかな明るさと 匂いのする空洞が続く それは…

霊園風景 その46  「‥春を呼ぶ 柔らかき コブシ」

「‥春を呼ぶ 柔らかき コブシ」 霊園の 樹木墓の入口に 誇らしげに 真っ直ぐに立つ 花木があります 冬が疲れて 春に交代する ちょうどその頃を待っていたかのように 咲いてくれる コブシの木です モクレン科に属するコブシは 成長が早く病害虫にも強いことか…

回顧録 no.45 「‥夢の風景 ~深山の寒つつじ 3/4」

「‥夢の風景 ~深山の寒つつじ 3/4」 わずかに水が流れる 小さな川には 寒さに震えた 氷が張り Hさんは 氷を割りながら 上流へと 進んでいく 雪と氷で 埋もれた川は まるで横たわる龍のように 冷たい表情を 見せ ピッケルを道案内に よろめきながらも 彼は …

あけまして おめでとうございます

あけまして おめでとうございます 皆さま、ご家族おそろいで健やかに新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。 2000年1月に開設した「やすらぎ霊園」も19年目の春を迎えることができました。 この間、多くのお客さまに来園いただき、すでに1千基を超える…

霊園風景 その45 「‥この年の 師走の光景」

「‥ この年の 師走の光景」 わずかな日を残して 今年の 今日が 瞬く間に過ぎていきます 人の営みの見える街の世界と 自然しか見えない霊園の世界は 時の速さにも 差があるような気がします 都会の雑踏を歩いているとき 満員電車の中に身をおくとき 街の華や…

回顧録 no.44 「‥夢の風景 ~深山の寒つつじ 2/4 」

「‥夢の風景 ~深山の寒つつじ 2/4 」 走り続けて1時間ほど 日の射さない 杉林の中の小道が 終わる 僅かな音を立てて 水が流れ 今にも落ちそうな 木橋があった 凍えるような寒さの中で Hさんは手際よく 準備を整え 震えている 私を見て つぶやく 「何してる…

霊園風景 その44 「‥菜の花の光景」

「‥菜の花の光景」 以前 住んでいた家の近くには JRが走っており ある踏切から見える 早春の光景は 記憶の中に生き続けて この時期なると 心はいつも その場所に 佇んでいます 少し 右カーブしている レールの両側には 少しずつ空地があって そこに いつの…

回顧録 no.43 「‥夢の風景 ~深山の寒つつじ 1/4 」

「‥夢の風景 ~深山の寒つつじ 1/4 」 朝 外を見ると 静かに雪が降り続いていた 道もうっすらと白い 昨夜 何気なく 見上げた空は 星ばかりだったから 急に 機嫌が悪くなったのだろう この日は 山に行く約束があった 幹線道路から 脇道に入り さらに 車一台が…

やすらぎ便り  「ご当地グルメ」プレゼント

「ご当地グルメ」プレゼント! ‥「年末年始ご紹介キャンペ-ン」のご案内 ‥ 「お墓や納骨堂を探している」 「田舎のお墓を整理したい」 「ご先祖様の遺骨を移したい」 「ふるさと大分に納骨したい」 あなたのまわりに、このような方はおられませんか? やす…

霊園風景 その43 「‥散りゆく 秋」

「‥散りゆく 秋」 あれほどに 騒がしく 暑かった夏が 駆け抜けて やっと 落ち着いた 静かな秋が 来た と思ったら もう 暦は冬到来を告げています 霊園入口から 奥の方まで 美しく広がっていた 紅葉も 朝夕の寒さとともに その葉を落とし 寒々しい表情を 見せ…