やす君のひとり言

やす君の情景

~大分市竹中やすらぎ霊園~

回顧録 no.67  「‥夢の風景  ~S先生の鞭 3/3」

「~S先生の鞭 3/3」 それは 「しのぶ竹」 と呼んでいた 小さな竹の 根の部分 節がごつごつして 長さ 40~50㎝ほどあったろうか 振ると 鞭のようにしなり 「ヒュッ」という なんでも 着き通すような 冷たく 恐い 音がした 先生は それで お尻を叩く これま…

霊園風景 その67 「‥この道」

「‥この道」 やすらぎ霊園 事務所隣から 北へまっすぐ 通じる道路があります 少し 上り坂で その先の 階段を登れば 観音様を頂く 永代供養墓に つながります そして 道路の両脇には 整然と 多くの墓が並び それは まるで 「倶会一処」という 「あちらの世界…

回顧録 no.66  「‥夢の風景  ~S先生の鞭 2/3」

「~S先生の鞭 2/3」 運動場から 堤防を抜けると 細い橋(丸太?)が 川を横切っている 川幅は 20mくらい あったろうか 途中に何箇所か 石を積み その間を 削った丸太が つないであり それは 少し水が増えると すぐに流されるほどの 手づくり橋だった この…

霊園風景 その66  「‥新しいお墓が誕生します」

「‥新しいお墓が誕生します」 少子高齢化 人口減少 核家族化 時代の移り変りとともに 人々の意識や行動も 多様化してきました 先々のことを考えて 地に足をつけ 地道にこつこつと しっかり生きる‥ と いうことが なんとなく 軽く扱われて いるような そんな …

回顧録 no.65   「‥夢の風景  ~S先生の鞭  1/3」

「~S先生の鞭 1/3」 校舎の西側 一番端の教室で学んでいた 小学校4年生の時 1年生から3年生までは 同じ女先生が担任 とても優しかった 4年生になり 担任が 男先生に代わった 50歳くらいだったか S先生は 細長い顔 下がり気味の目じり 少し出た顎 よれよれ…

霊園風景 その65  「‥夏が大好きな花」 

「‥夏が大好きな花」 温暖化の影響でしょうか 近年 夏の暑さが 厳しを増しています 毎年 8月の終わりから 9月中頃にかけて ビオラやパンジ-の 種まきをしていますが 今年 買った種袋の裏書には 「冷房設備がある部屋で種蒔きを‥」と 書いてあるのです そ…

回顧録 no.64  「‥夢の風景  ~底にある 風景」

「~底にある 風景」 三叉路が なつかしく見えてくる 南の山側には 一軒の雑貨屋さんがあり 後ろには 大きな桜の木がそびえ 春は あたり一面に 花びらを散らしていた 店の 向かいが発電所で 水を運ぶ 大きな管が 山から続いていた そして 発電所前がバス亭 …

霊園便り  「ふれあいの日々」来園ありがとうございました

ご来園ありがとうございました! 「 ふれあいの 日々 」 昨年に続いて9月21日(土)から23日(祝)のお彼岸に開催した 「ふれあいの日々」は、台風接近などで心配されましたが、おかげさまで 多くのお客様に来園いただき、盛況に終わることができました。 特…

霊園風景 その64 「‥遊びに来る カエルとヘビと?たち」  

「‥遊びに来る カエルとヘビと?たち」 山々に囲まれて 近くを川が流れ 物音もしない 静かな場所にある やすらぎ霊園ですから いろんな生き物が 遊びに来ます イノシシが来たような 痕跡は時々 見られますし イタチやタヌキなどの 小動物でしょうか やっと植…

霊園便り   「ふれあいの日々」のお知らせ

「ふれあいの日々」のお知らせ! やすらぎ霊園は 、9月21日(土)から23日(祝)まで 「ふれあいの日々」を開催します! やすらぎ霊園では、昨年に続いて9月21日(土)から3日間「ふれあいの日々」を 開催いたします。 お彼岸の3日間、おはぎの無料サ-ビス…

回顧録 no.63 「‥夢の風景  ~雪の上の霜」

「~雪の上の霜」 「良人は まれな才能を持っている 学問 武芸 どれをとっても 第一級の師範になれる だが 自分のことよりひとの立場を考える 非常に謙遜で 涙もろく 自分の生活が楽な時は 世間の人たちにすまないと 思うし 自分の苦しいときは ひとは もっ…

霊園風景 その63  「‥ほおずきの光景」

「‥ほおずきの光景」 9月になると 夏の彩りが少しずつ 無くなっていきます お盆をはさんで 家族連れの 賑やかな光景から 一転して 静寂な空気の中 お墓には 未だ色褪せることなく いくつかの ほおずきが 残っていました 6月から7月頃にかけて 日本各地では …

回顧録 no. 62  「‥夢の風景  ~サラのこと」

「~ サラのこと」 サラは 中学生だった娘が妻にねだり はじめて我が家に迎えた 雌の子犬だった コリーを小さくしたシェルティという種類で 名前はペルシャ語の サライ(宿)から いただいた 家族にはとても従順だったが 他の犬との相性はすこぶる悪く 見向…

霊園風景 その62  「‥夏が連れて行く」

「‥夏が連れて行く」 いつの間にか 盆トンボが 姿を消し ヒグラシの鳴き声が 小さく 細く なっていきます お盆にお供えした 花たちも 華やかさが なくなり お参りする人たちも いつもの光景に 戻っていき あの 賑わいが 夢であったかのような 静かな霊園の …

回顧録 no.61 「‥夢の風景  ~丘の上の天国」 

「~丘の上の天国 」 梅雨前の 晴れた日の朝 友を誘い 丘の上の 喫茶店に足を運ぶ 詰め込み研修会の 裏方 合間の休日 疲れた体と心が 癒しを求めていたから 人のいない 上をめざした 施設探しの時に 偶然見つけた 場所 何もない 青と緑の境 絵に画いたように…

霊園風景 その61  「‥ヒグラシの鳴く頃」

「‥ヒグラシの鳴く頃」 都会の街路樹や公園などで 鳴くセミには 暑さを 後押しするかのような そんな 響きがあります 特に 「ジィジィ」と 甲高く鳴く アブラゼミは その筆頭でしょうか 夜遅くや 朝早くから 庭木で 鳴かれると 熱帯夜で寝不足状態の心身に …

 霊園便り 「‥お盆が来ます」

「・・お盆が来ます」 子どもの頃 迎えたお盆 年を重ねて 迎えるお盆 60年ほどの わずかの間でも 親しんできた風習は 少しづつ 変わってきました 抱いてきた 想いも同じ 今いる ここが全て と 信じていた子供時代 「死」は 縁のない はなし 近所や親せきで …

回顧録 no.60 「‥夢の風景  ~何も言えなくて 夏 3/3」

「~何も言えなくて 夏 3/3」 入口から見えない席で グラスは 空いており 赤くした まなざしが 心の中まで 見透かしているかのように 「ひさしぶりね‥ この前はありがとう‥」 出てくる言葉を 探しきれない 「コ-クハイを‥」 少しの沈黙のあと そのひとは 視…

お盆フェアのお知らせ

・‥…━…‥・お盆フェア・‥…━…‥・ 8月10日(土)~15日(火) やすらぎ霊園では、お盆フェアを開催いたします。 ご家族が集まるお盆にぜひ、皆さまお揃いでやすらぎ霊園にお越しください。 フェア限定の企画をご準備して皆さまのお越しをお待ちしております。 -…

霊園風景 その60 「‥やすこさんの物語  3/3」

「‥やすこさんの物語 3/3」 やすらぎ霊園へ向かう その前に 船から トラックに移らなければなりません 次々と 運び出されて いく石たち やす君も 箱詰めされたまま 船から降ろされて 大きなトラックに 積み込まれていきました やすこさんが心配です でも‥ 大…

回顧録 no.59 「‥夢の風景 ~何も言えなくて 夏  2/3 」

「~何も言えなくて 夏 2/3」 それから 何日か開け 職場に電話を入れて 断ったことを 報告した 電話の向こう 「ありがとう‥」以外は ほとんど耳に入らなかった その年の夏 陽炎が立つほどの 暑い日が連続する頃まで あのひとから 連絡もなく 喫茶店にも ほと…

霊園風景 その59 「‥やすこさんの物語  2/3」

「‥やすこさんの物語 2/3」 そこから トラックは ひたすら 南をめざして走ります やすこさんは 固い体ですから 痛くはありませんが 揺れが激しいと 壊れることが あるのです でも あの 親切な職人さんが 古毛布で すっぽり 包んでくれたので ちょっとは 安心…

回顧録 no.58 「‥夢の風景 ~夏休みの 新吾十番勝負」

「 ~夏休みの 新吾十番勝負 」 小学校の夏休みの夕刻 当時 村に一軒あった 公民館まで 家族そろって 映画を見に行く 何もない 村唯一の娯楽が 忘れた頃に やって来る 巡回の映画会 父親の照らす 懐中電灯と 真夏の月を頼りに 1時間を超える道程 それでも 嬉…

霊園風景 その58  「‥やすこさんの物語  1/3」

「‥やすこさんの物語 1/3」 以前 紹介しましたが 芝生墓地の前で くつろいでいる 本当に やさしい笑顔をしている モニュメントが やす君です 彼の周りには 多くのともだちが います そして 少し離れた場所には 実は やすこさん という やす君の妹が いるので…

回顧録  no.57 「‥夢の風景  ~何も言えなくて 夏 1/3」

「 ~何も言えなくて 夏 1/3 」 その歌を 聞いた瞬間 はるかな昔の 自分に還っている 記憶は 不思議なもの いつもは忙しさや 目の前のことに かまけ その出来事などは 心のどこにも 存在しないのに ふとした時 まるで 昨日のことのように 心の中に 小さく 浮…

霊園風景 その57  「‥花のお墓の お花たち」

「‥花のお墓の お花たち✿」 初夏を迎えて いよいよ元気な 花たち 今回は 霊園内を彩る 夏の花たちのご紹介です 前回 ご紹介しました 花のお墓 に植えている花は 何十種類にも及び 毎年入れ替える 1年草もあれば 数年は植えっぱなしの 多年草もあります 手間…

回顧録 no.56  「‥夢の風景  ~乗れない自転車 2/2 」

「~乗れない自転車 2/2 」 校庭の向かいに 川が流れ その先から なだらかな傾斜で 山が続く 杉や檜の 濃緑に混じって ブナや紅葉が 着飾り始める 校庭の桜葉も 色づきながら やがて 季節が冬に向かう 頃 僕は まだ 自転車に乗れなかった 気弱だったから 友…

霊園風景 その56 「‥亡き人に 花のお墓たち」

「‥亡き人に 花のお墓たち」 3段 × 10区画の 30区画だけ 「花のお墓」があります 好きだった花で 故人を供養したい という ご家族の願いに応えて 3年前から 販売を始めました お子さんやお孫さんに引き継いでいく 「永代」契約と 30年間を使用期間とする …

回顧録 no.55  「‥夢の風景 ~乗れない自転車  1/2 」

「~乗れない自転車 1/2 」 春 小学校の 小さな校庭の隅に 子供用の自転車が 置かれていた 当時 自転車を持っている 友達は少なく 持っている自転車も 大人のお下がりの サドルに座れない 大きなもので だから 乗れる友達も限られていた 真新しい 青色の自転…

霊園風景 その55 「‥柔らかな 若葉たちへ」

「‥柔らかな 若葉たちへ」 桜の謳歌が終わり 季節は五月へ 花木や 草花も 元気に花を咲かせ それぞれに美しさを競います それでも この季節の主役は 新緑だと 思うのです 遥か彼方から 若草や若葉 そして深碧や山葵の新緑が 色模様を織りなして 点々と 柔ら…