やす君のひとり言

やす君の情景

~大分市竹中やすらぎ霊園~

霊園風景 その83  「‥もうすぐお盆」

  「‥もうすぐお盆」

    春からの 新型コロナウイルス感染拡大は 私たちの暮らしも 変えてしまい                ました

    これまで 当たり前のように過ごしていた日常が 非日常になり

    非日常だったものが 日常の過ごし方に なってしまいそうです

    全くと いっていいほど これまでマスクを使ったことはありませんでした                  

               が 今や どこに行くにも 必需品です

    

    それでも 気づいたことがあります

    今までは 何気なく考え 何気なく行動していたことの ひとつひとつが 

    今 必要なのか どうか   今 行動すべきか どうか 

    立ち止まって 考えるようになりました 

    結果 ゆっくり生きることも 決して 苦ではなく 逆に楽しいとさえ 思え 

               ます

    あれほど 通っていた場所には もうしばらく顔を見せていませんし

    あれほど 好きだったことにも 少しずつ 興味が薄れつつあります

    限られた人生を どう生きるか 考えさせてくれる 機会になりました

    

    この コロナウイルス 何時収まるのか 予測できませんが 

    今やっていることを きちんと 続けていくことが 終息する早道だと 理解

              し これからも 生活習慣の中に取り入れて しっかり実行していきましょう

    

    さて 季節は移り また 今年も 静かに お盆が訪れてきます

    梅雨が明けるのが7月中下頃でしょうか

    盆トンボが やすらぎ霊園の空にも 飛びまわるようになると

    そして 真っ白な入道雲が 湧き上がるようになると  お盆がきます

    

 

    初盆を迎えられる ご家族もあります 

    納骨される ご家族もあります

    遠い地から お参りに来られる ご家族もあります

    幾つもの想いを 重ねて 亡き人に 逢いにくる 

    お盆とは そうした行いで この世と あの世の つながりを 求めている 

    昔から続く それぞれの家族の 物語なのだと思います

    あなたは どこで お盆の訪れを 待ちますか?          

 

 

 

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f:id:yasuragi-reien:20170207092834j:plain  「万緑の 中に忍や 梔子か」

 

 

    

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霊園からのお知らせ  ‥ 「お盆待ちフェア」 開催です

・~・「お盆待ちフェア」 開催です・~・

 

  やすらぎ霊園では、7月4日(土)より、「お盆待ちフェア」を開催いたします。

  期間中は、お盆までに建立や納骨が間に合うように、在庫分や展示墓を特別価格で         提供いたします。  

  また、お好きなデザインで建てるお墓も、特別価格で準備いたしました。

  どうぞ、この機会にご家族おそろいでやすらぎ霊園にお越しください。

  プレゼントも準備して、職員一同、心よりお待ちしております。

 

  ※期 間 : 7月4日(土)~12日(日)までの9日間

                (毎日9時から17時まで営業しています)

  

 【 フェア限定特別販売 】 

 ◇展示墓の大特価◇

   今春誕生した「なごみ」や「花のお墓」などの展示墓を特別価格で提供します。

   また、各墓石店独自サービスも準備しました。

 ◇在庫分をお買い得価格◇

    あらかじめ注文したお墓をお買い得価格で提供します。

 ◇自由墓区画をダブルお得提供◇

      好きなデザインで建てられる未建立の自由墓区画をダブルで割引きします。

           ※他にもいろいろと特典を準備しております。 詳しくは電話等でお尋ねください

                        

     ☎ : 097(598)0100

 

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 【プレゼント】

   ◇ アンケートにご協力いただいた方に 「粗品(ムッキ-ちゃん)」をプレゼント

   ◇ お申込みいただいた方に 「お墓参りセット」をプレゼント

  ◇ さらに契約いただいた方に 「カタログギフト」をプレゼント 

                                   

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 【ふるさと納骨墓サービス】 

 大切な方のご遺骨を全国どこからでもお送りいただけます。

 やすらぎ霊園のふるさと納骨墓サービスは、ご両親のご遺骨を手元供養している方、

 ふるさとのお墓の墓終いをお考えの方、霊園まで足を運ぶのが難しい方などのために

 郵送にてご遺骨をお送りいただけるサービスです。

 納骨堂(10年)」と、「永代供養墓」でご利用いただけます。

 

  ふるさと大分県で供養してあげたいとお考えの方など、ぜひご検討ください。

      詳しくはお電話またはホームページをご覧ください。

     ☎ : 097(598)0100

               ▽HP▽

公益財団法人 やすらぎ霊園 オフィシャルサイト | 「ふるさと納骨墓」サービス

 

                   「納骨堂」

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                「永代供養墓」 

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              【「なごみ」の展示墓たち】 

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             【夏を迎えて 色鮮やかな花のお墓】                     

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〈▼お盆待ちフェア チラシ▼〉

http://www.yasuragi-reien.jp/2020_summerfair.pdf

 

 

 

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回顧録 no.83 「‥夢の風景 ~辛い時があればこそ」

「~辛い時があればこそ」

 

生きてきた道程で ひとつ 後悔を上げるとすれば  ある戦いに挑んで 負けた あのとき

乞われて 決意し 1年以上の時間と 力を 費やして 戦った記憶

そして 負けて 初めて 分かったことがある

真実に見えていたことが 真実ではなかったこと  

誠実だと思っていたことが 誠実ではなかったこと

だが それらは どこの世界にも そして  誰の身の上にも 起きること だと 知った

 

恨みや 辛みは いっときのことで  時の流れの重なりは 思いも変えていく 

消しゴムで 消すかのように 記憶は 色褪せていき  全てが許せる 心根に変わっていく

さらに 時が過ぎれば 自分の未熟さが 見えてくる 

誰のせいでもなく 全てが己の責任だと知る

頭を垂れ 謝らなければならない 人々がいる  

その人も そのひとりだった 

 

回りの人々から 戦いの記憶が 消されつつあり  話題にも 上らなくなった頃 

その人から 紙切れ一枚に 手書きされた 言葉をいただく  

何度も読み返すうちに 記された文字たちが 次への挑戦へ決意させる 道しるべになった

感謝する機会をと 願っていたが まもなくして彼岸に渡り 叶わなかった

いつか 逢える日が 来ることを 願っている‥‥

 

 「紙きれ の 言葉」

  「 もし 君が落胆することがあったら  この男のことを考えて欲しい 」

   ・ 小学校を中退した

    ・ 田舎で雑貨屋を営んだ 破産し 借金を返すのに15年かかった

   ・ 妻をめとった 不幸な結婚だった 

   ・ 下院に立候補 2回落選 上院に立候補 2回落選

   ・ 彼は 歴史に残る名演説をぶった だが 聴衆は無関心

   ・ 新聞には 毎日たたかれ  国の半分から嫌われた

   ・ こんな有様にもかかわらず 君には想像して欲しい

   ・ 世界中いたるところの どんなに多くの人々が 

     この不器用で 不細工な むっつり者に 啓発されたか と いうことを 

   ・ その男は 自分の名前を いとも簡単にサインしていた 

         「 A・リンカーン 」と                                   

                   「アメリカの心」  グレー・マター  

 

    

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霊園風景 その82  「‥納骨堂について考える」

   「‥納骨堂について考える」

 

          やすらぎ霊園には 従来のお墓や芝生墓 樹木墓など 

    自然界の中で眠る お墓に 加えて  屋内で眠る 「納骨堂」を 備えています

    

         これまでは 亡くなると 先祖代々の お墓に入る あるいは 新しくお墓を建てる

    というのが 一般的でしたが

    過疎化や 高齢化など 時代の変化とともに 人々の価値観や意識も多様化し

    お墓に限らない いろんな供養のあり方が 生まれてきました

     「納骨堂」も そうした 供養の選択肢のひとつとして 近年 お寺や民間霊園 

    自治体などを中心に 増えてきました

    多くのお客さまから 利用される「納骨堂」の 魅力を考えます

 

    「30年後 50年後 お墓は誰が守ってくれるのか?」

     やすらぎ霊園に 来園される方のお悩みで 増えてきた内容です

    一昔前までは 「造れば何とかなる」 という雰囲気で あったように 思いますが

    今では 守る人がいないことを前提に お墓を考える  

          そんなお客さまが  多くなったように 感じられます

    普通の お墓の場合 永代使用の契約になっており

    子供や孫 さらに その子と 代々守っていくことが 前提になっています

    建立費用に加えて お墓やご遺骨の 維持管理なども 考えなければなりません

    「納骨堂」は そうした いろんな負担を軽減できる という 大きなメリットがあります

    

    「納骨堂」の費用は お墓を建てるのに比べて 安く抑えられます

    もちろん 高い「納骨堂」もありますが  平均すれば お墓の半額程度です 

    「納骨堂」は 建物の中に ロッカ-式や仏壇型の壇を設置し 納骨するのが一般的で

    雨や風 汚れなどの 影響を受けることなく 掃除なども 必要ありません

    また 施設によっては 定期的に法要を行っています

    契約は 30年程度が多く 期間満了後には 他のご遺骨と合同で祀る 

          永代供養墓(合葬墓)に合祀されます

    合祀した場合 ご遺骨を取り出すことはできませんので

    合祀を望まない場合は 契約期間の延長や 他の安置場所に 移すこともできます 

          供養の形に こだわらず 後々の心配事を失くしたい と 考えておらる方は

    ぜひ 「納骨堂」について ご検討下さい

 

 

   ~・~・~・やすらぎ霊園 「納骨堂」・~・~・~

 

 

    やすらぎ霊園 「納骨堂」には 33年・10年・1年の契約があり、ニーズに応じて

        選択だけます。

        また、10年契約と「永代供養墓」は、全国どこからでもお受けする

   「ふるさと納骨墓」サービスとして、展開しています。

   詳しくは、ホームページを参照ください。電話でもお受けしています。

 

    契約期間  33年 : 一壇あたり43万円 (2骨まで安置できます)

    約期間  10年 : 一骨あたり13万円 (2骨単位に一壇使用します)

            ※「ふるさと納骨墓」サービスで郵送の場合は14万円

    契約期間  1年   : 一骨あたり2万円  (2骨単位に一壇使用します)

            ※契約期間は最長で2年

            ※10年・33年契約の場合は期間満了後、無料で「永代供養墓」に合祀します。

                                       

                                                  「納骨堂」 外観

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                                「納骨堂」 内部        

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                             「永代供養墓」 外観    

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f:id:yasuragi-reien:20170207092834j:plain 「田植え終え 張りたる水に 夕の雨」

 

 

 

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回顧録 no.82  「‥夢の風景 ~沈橋の話」

 「~沈橋の話」

  

  長さ40mほど 一級河川に設置された コンクリ-ト製の その橋は 

  沈橋(ちんきょう)と呼ばれて 地域の暮らしには 欠かせなかったし 

  通勤や仕事でも 重宝されており 渋滞とまでは いかないが 時間帯によっては 

  どちらか一方の車が 岸で待機することも まま あった

  それでも みんな この橋を渡り 遥か上流にある 立派な橋は 万が一の時だけ

  と 決めていた 

  20分程度 遠回りしなければならなかったし 途中にはカーブが多かったから

 

  沈橋には 二つの特徴があった

  一つ目は 名前のとおり 水が増えれば すぐ浸かってしまうほど 高さがなく

  だから‥ 

  いつもの水量なら 気にも しなかったが 大雨や台風などで 増水すれば 

  すぐ 通行止めになった

  二つ目は 幅が狭かったこと  

  軽自動車なら 安心できたが 普通車なら 少し脇見したり 速度を上げたり 

  運転を誤れば 脱輪する覚悟が必要だった

 

  早出の朝 橋の真ん中あたりに 横倒しになった 軽トラックがある

  上流側の大きな石に乗り 運転席に寝ているのは 顔見知りの 地元のおじさん

  怪我なのでは と 声を掛けると お酒のにおいがして 気持ちよさそうに 目を

  覚ます

  あ・うんの呼吸で 社有車を持って来て 引き上げる そして 後日 事務所に 

  お酒が届く 

  今なら 大事になるのだろうが あの頃の 世の中は おおらかで 

  時間も ゆっくり進んでるような そんな 幸せな時代だった 

 

  当時 ラジオ番組でインタビューを受けた 職場の後輩

  勤め先を聞かれると  「沈堕」 と 答え 

  「どんな字を書くのですか」 と 問われ

  「沈み橋の沈に 堕落の堕と 書きます」 と 答え

  一瞬の間をおいて ドッと笑いが広がる

   アナウンサーの 返しが 良かった

    「橋が沈んで 堕落までしたら 救いようがありませんね」   なんて

     確かに 救いようは ない  

  だけど  そのおかげで 少しだけ 橋と事業所が 有名になった

   

  あれから 半世紀経つ 

  沈橋は 何度か 付け替えられたものの 今も健在で 

  川を 見下ろす高台の 数本の桜木は 今年も 変わらぬ初夏の光景を 川面に醸

  し出し

  あの下で 花見をした 仲間との思い出が 流れてゆく川の 音とともに 浮かん

  でくる

  青春の数年 この地で 過ごせたことは 間違いなく 幸せだった  

  あの自然と あの人々と ともに生きて 

  いくつもの思い出を 創れたことは 大切な宝もの

  社宅址の 草地に立てば 懐かしい人々の 笑い声が聞こえる

  たむろした ガソリンスタンドの粋な若主人 旅館兼飲屋のおじちゃんおばちゃん 

  いつも注文通り仕上げない 床屋のおいちゃん そして あこがれた お姉さん

  家々が 更地に代わり 人々が去っても  記憶は 色褪せることなく 

  今も そこにある 

  みなさん 元気ですか? 

 

 

              【今も 人々の生活と ともにある 沈橋】

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霊園風景 その81  「‥雨に咲く花」

   「‥雨に咲く花」

 

            梅雨入りの 時期に なりました

     九州北部地方では 例年 6月5日頃に梅雨入りしています

     すでに 南部が入りましたから 今週中には 大分も 仲間入りでしょうか  

     梅雨が 「嫌い」 と いう人は 周りにいますけれど

     「好き」 と いう人は あまり いません 

     太陽が顔を出さず 毎日のように 降り続く 雨 雨 雨‥ 

     気分は晴れずに 部屋も 服も 何もかもが 湿気を含んで 

     重たく 暗い 印象しか 浮かばない季節  だから なのでしょうか

 

     梅雨は 子どもの頃から 好きでした

     雨が上がると 向かいの山々から 一斉に 霧が下りてきて

     自然の全てが 白く 覆われていく 

     その 幻想的な光景は 子供心にも 厳かに 映り 

     何もかもが 夢か 幻のように 消えていってしまう 

     そんな 恐れさえ 持った記憶があります

 

     庭のあちらこちらに 紫陽花が植えてあり 青や紫を帯びた花々が

     雨の中で 静かに咲いていました

     決して 自己主張は しないけれども どの花より 人の心に 残る

     梅雨の 静かな雨音と 凛とした 佇まいと 美しさと を持つ 紫陽花

     雨の中 愛でることができる 紫陽花との 出会いが 

     梅雨を 好きになった 大きな理由 かも知れません

 

     やすらぎ霊園にも 紫陽花を 見ることができます

     先人たちが残した花 お参りに来られた人の贈り物 

     どの花にも 植えた人との いくつもの 物語があって 

     過ぎ去った 記憶の糸を 辿りながら 眺める 紫陽花の花々

     それは 日本人の持つ 真面目さや誠実さ 奥に秘める強さ にも似て 

     古くから 寄り添ってくれた この花には 私たちの心に 響く 優しさがあります

     

     雨の音と 鳥のさえずりと 紫陽花の花   

     どうぞ ひとときの安らぎを やすらぎ霊園で お過ごしください

 

 

  

                            【芝生墓傍に咲く 紫陽花】f:id:yasuragi-reien:20200617161606j:plain

 

 

 

 

 

f:id:yasuragi-reien:20170207092834j:plain 「桑の実を 食して幼へ 帰りけり」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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回顧録 no.81  「‥夢の風景 ~久住高原の珈琲」

 「~久住高原の珈琲」

    

     いつから そこで 珈琲を提供しているのだろう

  妻が元気なころ 前を通るときには 必ず寄っていたから 15年ぐらい経ったろうか

  可愛らしい 2代目の 白いワンボックスカ-  注文を受けてから 豆を挽いてくれる

  心が揺らぎそうな香りと味 九重と阿蘇の真ん中で いただく 文句あるはずが ない 

  美味しいモカ と 初夏の青空 と 風と光と緑の中 僕たちは 天国にいる

    

   「よく あそこで 奥さんとワンちゃんが 遊んでいましたね‥」

  草原を指さしながら 対面で 語りかけてきて つい 涙で 風景が ぼやけそうになり  

  顔をそらす

  「今も きっと あちらの草原でも 遊んでいると思いますよ‥」

  などと 言うから いよいよ ぼやけてしまう

 

  このお兄ちゃん  小柄で顔も小さく ちょっと なごむような 優しい目と表情

  雨だろうと 風だろうと 雪だろうと 必ず 車は 指定席にある

  本当に 雪の吹きすさぶ日も そこにあった

  「お馴染みさんがいて」 なんて 嬉しそうに とってもいい笑顔 

 

  いつの間にか 傍に 小さな六角形のハウスが できている

  全てが木造りで 中にはテーブルと椅子 棚には いろんな本が並ぶ

  「寒い時や 雨の時に 待っていただくのが 申し訳なくて‥」

  「友達の好意で 安く できました 本も お客さんからの頂きものです」  と 

  本当に 申し訳なさそうに 呟く  そんなことはない  絶体ない 

  きっと お兄ちゃんの人柄で 造ったんだよ

 

  「毎日 ここにいて 退屈しない?」 なんという 愚問

  「全然です‥ この絶景を いつも 独り占めしているって これって すごい幸せなことだと 

  思いませんか?」  やっぱり 愚問だった 

  お兄ちゃんも いろんなこと 抱えていて 辛いことや 苦しいことも あるだろうし

  もしかしたら 辞めたいって 思ったことも あるかも知れない

  それでも ずっと続けているのは 辞めたい気持ち以上に この場所が 好きなんだろうな

 

  人間 生きていれば 山谷あって それを乗り越えていく 手段も方法も 人それぞれ

  お兄ちゃんの越える力は この自然と 心通わせる 多くのお客さん なのかも知れない

  自分が 乗り越える力は 何なのだろう と 

  久しぶりの お兄ちゃんとの 対話で  考えている 

 

  これからも ずーっと お兄ちゃんは あの場所で 

  ゆったりと 珈琲を 提供していくのだろうな

  今度行ったら 忘れずに お兄ちゃんの名前を聞いておこう‥  今さらだけど

  九重にも 阿蘇にも もうすぐ 夏が来る‥ 

  

 

  

           【可愛らしい珈琲販売車と 六角形の木造ハウス 】 

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