やす君のひとり言

やす君の情景

~大分市竹中やすらぎ霊園~

2017-01-01から1年間の記事一覧

霊園風景 その7 「 盛夏に向かうお墓の風景 」

「盛夏に向かうお墓の風景」 緑に囲まれて 涼しげな「やすらぎ霊園」ですが 夏の暑さは訪れます そんな日が続いても ご家族がお参りする光景は いつもと変わりません 朝早くからご夫婦で 出勤前のサラリ-マンの方も 涼しくなる夕刻にはご家族揃って 手に手…

「花苗プレゼント」のお知らせ

今 来園された方に「花苗」をプレゼントしています!! 春4月頃に 種をまき 6月に小鉢に借り植えしました 職員手づくりのため お店のように立派ではありませんが 愛情だけは どこにも負けないと 育てた職員が言っています 「キバナコスモス」と「百日草」と…

回顧録no.7 「‥温泉町のA君のこと  3/4」

前回までのお話はこちら↓ yasuragi-reien.hatenablog.jp 「‥温泉町のA君のこと 3/4」 祖母と温泉町に行った時は 必ずA君の家に遊びに行き いつもと同じように夏休み や冬休みを過ごし ずっと変わらない日々が続くと思っていた しかし それから間もなくして…

霊園風景 その6「夏風がおよぐ樹木墓地」

「夏風がおよぐ樹木墓地」 ふと 風に吹かれてみたい気持になったとき 見るともなく 空のかなたを眺めていたいとき 子供の頃に遊んだ 夏風景を思い返したいとき 何もないのだけれど 日々の繰り返しに いらだち 疲れたとき ここに立って 南の空を眺めています …

回顧録no.6 「‥温泉町のA君のこと  2/4 」

前回までのお話はこちら↓ yasuragi-reien.hatenablog.jp 「‥温泉町のA君のこと 2/4」 その温泉町は町の中央を川が流れ 両側には高い山が迫るわずかな平地に 多くの旅 館が軒を並べていた A君の住む家は 高台に立つ狭い平屋の住居で 庭のすぐ向こうには崖が…

霊園風景 その5「 ‥‥ 華やかな花壇墓」

「‥‥ 華やかな花壇墓」 【 五月末 色鮮やかな花壇墓 】 ちょうど1年前の春に 販売を始めたのが「花壇墓」です 文字どおり 花壇に植えられた 色とりどりの草花がお墓を飾っています 「故人の周りを好きだった花で飾ってあげたい」という ご家族の要望にお応…

回顧録no.5 「‥温泉町のA君のこと 1/4」

「‥温泉町のA君のこと 1/4」 祖母と行く温泉町での楽しみのひとつは 2人の従兄弟との遊びだった 特に一つ下の従兄弟とは年が近いこともあり 一日中一緒に遊んでいた記憶がある 大雨が降った後の川岸脇のくぼ地には いろんな川魚が取り残されていて そこに子…

霊園風景 その4「雨に煙る やす君たち」

「雨に煙るやす君たち」 駐車場から「芝生墓地」へつながる階段横の芝生面に いくつもの 石造りの かわいらしいモニュメントが並んでいます 考え事をしている男の子 胸で手を合わせる女の子 子供を抱くお母さん ここに「芝生墓地」を造るとき 眠っている故人…

回顧録 no.4 【‥温泉町と祖母のこと 4/4】

前回までの記事はこちら↓ yasuragi-reien.hatenablog.jp 「‥温泉町と祖母のこと 4/4」 娘の住む温泉町ですごす時の 祖母の表情は明るく 滞在中は時を惜しむかのように 親しんだ銭湯に足を運んでいた 家から歩いて10分ほどの田んぼの中に そこだけ 眩い灯りが…

霊園風景 その3 「観音様に守られて」

【観音様に守られて】 やすらぎ霊園を見下ろす高台に 観音様を頂く建物があります 朱色に染まる枝垂れ梅横の奉名板には ここ「永代供養墓」に合祀されている方々 のお名前がおひとりおひとり記銘され 観世音菩薩の庇護のもと静かに休まれてい ます 「真実を…

回顧録no.3 【‥温泉町と祖母のこと 3/4】

前回までの記事はこちら↓ yasuragi-reien.hatenablog.jp 「‥温泉町と祖母のこと 3/4」 豊かさから貧しさへ 生活を変えてきた祖母の唯一の楽しみが 娘が嫁いでいる 温泉町へ行くことだった わずかばかりの田畑つくりの合間 特に体を休められる冬の時期は いつ…

霊園風景その2 「芝生墓の美しさ」

「芝生墓の美しさ」 やすらぎ霊園の高台に 一面を緑の芝生で覆われた 区画があります 南向きに いくつもの墓石が整然と並び 五月の光に輝く風景は さながら 故人たちの幸せ度を あらわしているかのようです この地に「芝生墓」が誕生して 今年で5年目を迎え…

回顧録no.2 【 ‥温泉町と祖母のこと 2/4 】

前回の記事はこちら↓ yasuragi-reien.hatenablog.jp 「‥温泉町と祖母のこと 2/4」 「一代で家を潰した」と祖母が恨みのように言っていた祖父は 自分が生まれたときは すでに故人であり 父や母もあまり祖父について語ることはなかった 「潰した」ことを口に出…

(お知らせ)

「さつきフエア」開催します! 4月から5月に移る頃 やすらぎ霊園は新緑に包まれ 静寂の中 青い空と 浅緑色の織り成す光景は 幼い頃に見た故郷にも似て 私たちの心に はるか昔の思い出がよみがえります …… 来る4月29日(土)から5月7日(日)までの9日間 「さ…

霊園風景 その1 【 春風に舞う山桜 】

【春風に舞う山桜】 3月の終わりから4月にかけて やすらぎ霊園の風景が最も 華 やかになります 高台に植えてある「寒緋 桜」が蕾を開き 見渡す限りの山々に 点々と山桜 が色づき始め 次に樹木墓傍の「陽光桜」たちが鮮やかな朱色を披露し やがて「染井吉野」…

【立春の頃の椿のこと】

「 花木を育てていくことは 命を育てることだと思います 芽の出るころ 花の咲くころ 果実の熟れるころ どこを切り取っても 命が輝いています 私たちの人生と重なっているかのよう…… 走馬灯のように 回り回っていく 四季の中での花木の物語です 」 「花木の走…

回顧録no.1 【‥温泉町と祖母のこと 1/4】

回顧録 幼いころの記憶をたどり 心に残る人との出会いや別れなどから 生きてきたことの幸せや苦しさ 辛さ そして今 生きていることへの想い 積み重ねている時間の中で ふと気づかされる 郷愁へのあこがれ 思いつくままに そして かすかな記憶も頼りに 記して…

「やす君の情景」

「はじめまして! 僕はみなさんから「やす君」と呼ばれています。 やすらぎ霊園の高台に位置する芝生の上でくつろいだり、花木や鳥たちとおしゃべり したり、訪れる人たちにあいさつしたりの毎日です。 あ!ときどきは居眠りもしています。 まわりの山々の桜…